同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった みんなこんな本を読んできた 同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった
 
 
  ●トップページ   ●研究員紹介 ●研究所規則 ●著作権・免責・リンク ●掲示板 ●更新情報
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった ( 小澤 征爾 大江 健三郎 )

両氏は、日本を代表する陰(大江氏・強烈な精神性)と陽(小澤氏・強烈な音楽性)であろう。その束の間の共生記録である。人生の総括を始めた両氏の貴重な意見交換である。日本人としてのアイデンティティー「個」の必要性をこれほど痛烈に感じている人は、日本ではほんとうに少ないように思われる。<P>二人の言葉は、日本人として世界で生きるためのヒントを内包している。言葉なんかよりももっと大切な日本人としてのたましいは、いかにあるべきかを問いかけている。それは、日本が日本以外の真似をするところからはなにも生まれない、ということだろう。<BR>われわれが真摯に考えるべきことは、陰陽の強烈な対立の後にのみ体現される、止揚なのではないか?

簡潔で自然な言葉で意味深いことを語ることの魅力は、二人の芸術家としての感性の豊かさ、鋭さ、そして国際人としての人生経験から生み出されるものだと思う。文学者、音楽家、として生きながら、それぞれの狭い世界に閉じこもることなく、日本の社会問題や国際性、教育、と幅広い領域に関心を持ってコミットして考えをのべる。でもそれはまた同時に、文学者、音楽家である彼ら自身だからこそ語り得る、小澤征爾、大江健三郎のことばによって表現されている.彼らが対談の中で、強調している「個」として生きることの大切さ、に共感させられながら、その実践者であるふたりの人生の先輩に新たな感謝と敬意を覚えました.

「自分の木」に続いて読んだ。世界に通用する,二人の「自立した大人」の対談は考えさせられるところが多かった。<BR>自分自身を振り返るととてもUpstandingにはほど遠い。<BR>最も印象に残ったのは「ディレクション」。日常の会社生活でも,人(心であれ体であれ)を動かそうとした時,何をするにもこれは必要なのだが...<P>これからの時代に求められる人間像(チョット堅いか?)を模索する上での良い指針になる。<BR>願わくば,小澤氏にもっと語って欲しかったが,特に音楽に関しては,別の機会に期待しようか・・・?

同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった ↑ご購入はこちらからどうぞ。
同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった&nbsp;&nbsp;&nbsp;小澤征爾と大江健三郎。活躍する世界は異なるが、1935年の同年に生まれた彼らは、中学3年のときに現在の仕事を目指し、若手芸術家として時代の先端を走り続け、粘り強く仕事を重ね、世界的にもっとも評価される日本人として自らの人生を築き上げてきた、という点で共通している。本書は40年来の友人である彼らが、青春時代、家族、教育、民主主義、音楽と文学、共通の友人武満徹、そして未来について、縦横に語り合った対談集である。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;この対談集は次の2点で優れている。1つは、通常のインタビューや対談では見られないプライベートなエピソードや個人的な心情が、ストレートに語られているということだ。もう1点は、芸術の本質や音楽と文学の根本の原理について、わかりやすい言葉で議論されているということである。お互いに敬意を抱きあう関係だからこそ、心を開いた自由闊達(かったつ)な対話が可能になったのだろう。長年の経験と思弁に裏づけられた彼らの言葉のひとつひとつには重さがある。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;その傑出した才能によって若くして日本を代表する表現者となった2人は、世界を相手に個人として道を開く新しい日本人のモデルとなった。「若わかしく新しい人」とは大江の小澤評だが、この言葉は大江自身にも当てはまる。老年を迎えた彼らは、なおも、若く、新しい。芸術への熱い思いと21世紀を生きる若者たちに向けて夢を語る彼らの言葉は、この本を読む者を励ますだろう。(榎本正樹)
管理人の書評: 僕はこんな本を読んできた。 はこちらからどうぞ。
| ビジネス・経済 | 金融・経営 | 漫画・アニメ | 文学・評論 | 科学・技術 | 人文・思想 | アート・建築・デザイン | 社会・政治 | ノンフィクション | 新書・文庫 | 旅行ガイド | ホビー・スポーツ | エンターテイメント | タレント写真集 | 歴史・地理 | 医学・薬学 | 資格・検定 | 暮らし・健康・子育て | 語学・辞典 | 参考書・受験 | 子供向け | 楽譜

同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった