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| 理科系の作文技術
(
木下 是雄
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「理科系の作文技術」というタイトルですが、これから論文を書く「理科系以外の人」も読んでおいて損はないはずです。<BR>対象の読者がいかに誤解しないよう、また理解しやすいような文章を書く方法(コツ)が述べられています。<BR>また、国語の先生にはぜひとも読んでほしい本です。 著者の文章はキレがあって読みやすい。さすがに、こういった本を出すだけのことはある。最近ではめったに出会わなくなった名文。また、名文を書く人。そのような今日にあって、文章の書き方・論理構成がわからない人は必読だ。文系の人が読んでも大いに役に立つ。<P>しかし昨今、プレゼンテーションや学会発表はパソコンが主なだけに、少々古いなぁと感じた。あとは、文句の付け所がない。 名著。著者は文章の専門家ではなく物理学者。全11章のうち、1章~5章と最後の11章はまさに必読。<P> 理科系に限らず、レポートや論文を書く立場にあるあらゆる人に薦めます。ただし、人文・社会科学系の場合、著者が言うよりも「何故この問題を取り上げるのか」を強調する必要があるでしょう。
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