日頃気にしないで使っている言葉と内容を理解させるために<BR>使われている実用的文書。<BR>この違いについてあまり意識をしたことがない人が多いと思います。<BR>特に学生の間にほとんど学ぶこともなく社会人になりたての頃は<BR>かなり実用的文書の書きかたに悩む事も多いのでは。<BR>そんな悩みを解消してくれるのがこの本。<BR>比較的簡単な言葉や単語の選択方法から<P>パラグラフのまとめ方や展開方法まで。<BR>社会人なら持っていて損はないです。
作文、手紙、報告書、論文、マニアル、通信文(通知、依頼文書など)など、私たちは学校や職場で文書に表現する機会は多く、また文書は重要な場面(特に仕事の中)で必ず必要になります。 しかし、書くことが苦手な方が多いのが実状だと思います。私も大嫌いでしたが、この本に書かれている考え方を理解したことで、どう頭を働かせば良いか分かるようになりました。学校では教わっていませんが、書く上で基本的な考え方があることを知ったのです。それを是非みなさんに知って頂きたいと思います。 この本は、欧米におけるテクニカルライティングの考え方をベースに、日本語に当てはめてあるものです。言語に関係なく普遍的な考え方があるからです。本の副題が" 実用的文章の書き方"としてあるは、自分の考え、意見、経験などを表す情報を、読み手に提供する文章のことを意図しているからです。ワンワード/ワンミーニング、ワンセンテンス/ワンアイデア、ワンパラグラフ/ワントピックとする。また、総論を述べてから各論に展開するなど文章の組み立て方、段落の組み立て方、論理構成について述べています。 著者は、早稲田大学の篠田義明教授で、日本テクニカルコミュニケーションの会長でもあり、英文ドキュメント作成法で知られる実用英語の第一人者です。 因みに、夏目漱石や川端康成は英語を専門とし、その中で論理構成を身に付けたので、分かりやすい文章が書けると言われています。是非、参考にしてください。