「レポートや論文て一体どうやってかけばいいのだろうか?」<BR>その疑問に丁寧にこたえてくれる本です。基本的な文章の書き方、<BR>初歩の作文技術から文献や資料の集め方、アイデアの組み立て方など<BR>およそレポート・論文を作成する上で疑問となることのほとんどを<BR>詳しく論理的に解説してあります。実際どうつかえばいいかの例も<P>ちゃんとのっています。この本をきっちり読めば、安心して作成に<BR>とりかかれること間違いなしです。
伊丹さんや野口さんの本が、中・上級者向けの文章指導書なら、本書は初心者にも親切な教則本である。この道20年の実績を感じさせる丁寧さがある。たとえば、第3章「考えを深める」で、「すべては徴である」に「ある車種の車の事故が増えているとする。そして、それが日本全国の傾向だとする。そうであれば、その車種の構造に事故を起こすメカニズムがあるはずだ・・・」などと述べている。面白い。これは経験がある。N車の後を走ると、ギクシャクした動きに当惑することが多かった。車検のとき、代車がN車だったので原因がわかった。アクセルを奥深くブレーキを浅くと段差を大きく位置どりしているので、アクセルからブレーキに踏みかえるとき、足を手前まで動かし、それから左のブレーキまで動かさねばならない。マツダのルーチェなどは、段差が少ないので、足首を回転するだけで、アクセルからブレーキに踏みかえることができたので、とっさのとき瞬時に停止できた。N車は構造的に運転しずらかったのだと。N車は最近、復活し良い車を出すようになった。<P> これらの優れた文章指導書が出版され始めたことは喜ばしい。最近、スポーツ記事が秀逸になっている。山際淳司さんの「江夏の21球」ころ頃からだろうか。Number PLUS Italia のサッカー記事など、内容の素晴らしさに感動している。出版社と編集者にもエールを送りたい。