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| カーネギー自伝
(
アンドリュー カーネギー
坂西 志保
)
カーネギーといえば、カーネギーホールなど多大な社会貢献をした鉄鋼王である。<P>世界有数の金持ちとなったカーネギーであるが、生い立ちはごく貧しい。しかし、鉄道事故の処理を上司に伺いたてることなく独断で、上司の名前をつかって見事に処理したことから、出世への切符を手に入れる。持ち前の勤勉さと、チャンスをつぶさに捉える才能で立身出世を遂げていく。<P>巻末で述べられているように、カーネギーの自伝はフランクリンのそれを思い起こさせる。警句めいた言葉がちりばめられ、根底には勤勉を尊ぶという思想が流れている。<P>とまれ、啓蒙主義が苦手な向きも、巨大な組織を率いたカーネギーに学ぶところは大きい。特に、「私よりものごとをよく知っている相手を見つけ、そのような人たちを選ぶ才!!に帰すべきなのである」というカーネギーの人の扱いに長けていた点は、現代の経営者にも学ぶところがあるだろう。
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