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| 実戦 小説の作法
(
佐藤 洋二郎
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ある意味での不器用さみたいなものを、全編から感じ取ることができ、感動した。何故書くか、ということをしつこく問い掛けてくる内容に、本当に小説を書くのに必要なものが何か、がわかってくる気がする。読みやすいのもいい。文藝評論家が書くいわゆる「新人賞の取り方」といったノウハウ本とは一線を画すいい本だ。小説家が書いた文章読本であると痛感させられる。 小説家が正直に告白するように書いた内容はひきこまれたわ。<BR>ひとつひとつ小説を書くむつかしさを、ていねいに教えてくれてるわ。<BR>わかりやすいのがいい。<BR>がんばろうっと。 図表と箇条書きの全く無いノウハウ本だが、非常に読みやすい。<BR>書き方のテクニックだけでなく、基本的な考え方から人生観までも書かれているが、高慢な印象は全く感じなかった。<BR>奇を狙わない正統派の小説家を目指す初心者向け。<BR>個人的には宮崎アニメ『耳をすませば』の主人公(中学3年生の真面目な女の子)に読ませてあげたいと一番に感じたが、性別年齢を問わず役立つ。
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