クリントンのスキャンダルからか、とかく週刊誌的な興味が先行してしまった本書だが、実際にはまじめな本だ。幼少時のこと、カレッジから法科大学院への進学、ビルとの出会いと結婚、そして大統領夫人としての活躍と悩みなどが語られる。本書は第一義的には、アメリカ現代政治を知るための本だといえる。民主党のヒラリーだが、意外にも保守派の論客として知られるバリー・ゴールドウォーターについては好意的な評価を与えていたりする。このへんは、政治の理念というものが、二大政党という枠組みだけでは簡単に語れない点だ。法科大学院に進学するにあたり、「女はいらない」と放言した先生もいたようで、隔日の観があるが、ヒラリーの世代でもまだ女性の社会進出はなかなか困難だったとみえる。クリン!ン政権の評価、アメリカの現代政治史に関心を持つ読者、そしてもちろんヒラリーのファンにも薦めたい。
HILLARY本人が本を朗読。とても知的なしゃべり方で、発音をまねするにもとてもいい感じ。ディクテーションやシャドーイングにつかっています。洋書を読むとなると、ちょっと時間がかかっていたのですが、とてもわかりやすい発音で朗読されているので、聞き取りやすい。ちょっとした時間にもさらっときけてとても気にいっています。そのうち好きな部分を何回もきいて覚えて、同じイントネーションで話してみたいと思っています。今の時代にカセット?と思いますが、ちょこっと巻き戻し、今のところをもう一度、何回も、に対応できるレトロなカセットもお気に入りのポイントです。
.<P>Finally, the much-awaited memoir of Hillary Clinton's eight years at the White House, for which she was given a then-controversial US$2,85m advance on this US$8m book deal (which is of no significance, save in the fact that it is worth it).<P>Juiciest perhaps would be her revelations of the pain she had to bear, as a result of the marital betrayal of her husband; the rest of the account one must read in full. "The most difficult decisions I have made in my life were to stay married to Bill, and to run for the Senate from New York."<P>562 pages, but densely-filled, and never loquacious. Publishers Simon & Schuster, anticipating sales volumes, ordered an extraordinary one million copies for its first printing. Foreign rights already sold in sixteen countries.<P>.