葉桜の季節に君を想うということ みんなこんな本を読んできた 葉桜の季節に君を想うということ
 
 
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葉桜の季節に君を想うということ ( 歌野 晶午 )

絶対あなたもだまされます。などという書評を読んで、<BR>「俺は絶対にだまされないぞ!」と<BR>心して読んだのに、まんまとだまされました。<BR>タイトルにも、意味がありますが、最後までわかりません。<BR>あなたも、葉桜の季節とは、どういう意味か知りたいでしょ。<BR>ストーリーは意外と単純、一晩で読めますよ。<P>私は今、サクラが咲いているかなあ? ふふふふ・・・

分厚さも何のその!<BR>あっという間に読み終えました。<BR>面白かったです。驚きました!<BR>もう途中からは、頭の中で想像として出てくる彼らが…。<BR>これ以上は書けません。<BR>奥が深いですよ、タイトルも中身も。<BR>この本の面白さをトリックだけで片付けるなんて、もってのほか!!<BR>生きる勇気がもらえる本です。

この作品は、書評・レビューが書きづらい作品、映像化しずらい作品です(理由は読めばわかります)。したがって、(書いておいて言うのも何ですが、)レビューなど読まずに作品をすぐに読んだ方がいいと思います。ミステリー好きにとって、1857円分の価値は十分にある作品だと思います。では、以下レビューです。私は、いわゆる「本格もの」が嫌いで、極力読まないようにしている。しかし、そのような読者でも十分に楽しめる作品である。作品の粗筋は他の書評に譲ることにするが、本作品の「大仕掛け」には、まず万人がダマされるであろう。しかし、評価すべきは「大仕掛け」以外の部分だと思う。この仕掛けがなくても本作品はハードボイルド作品として、十分に楽しめると思う。私自身も、この「大仕掛け」にやられた一読者であるが、「爽快にダマされた」というよりは、「そんなのアリ?」という感じである。初読時はページを戻って整合性を確認してしまった。あまり書くとネタばれになってしまうが、われわれの「常識」、「暗黙の了解」の裏をついた作品である。「大仕掛け」については、作者がフェアな立場を貫いており、巻末にわざわざ「補遺」をつけている点は、評価できる(間違っても補遺を先に読まないように)。本作品は、2004年板このミスで1位、2003文春ベスト10で2位を獲得した。

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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということ