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| 陰陽師 鳳凰ノ巻
(
夢枕 獏
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蘆屋道満との方術比べ「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」は楽しめます。<BR>「漢神道士」もわかりやすくて面白い。<BR>色々出ている陰陽師・安倍晴明ものの中では何もない状態からでも入りやすい作品ですね。 道満との方術合戦のエピソードが入っています。<BR> 『ぼんやりしたもやのようなものでも、人と見れば人となる。』、『神も鬼も人がいなくなればいなくなる。』など、呪の基本が語られています。陰陽師は、悪霊払いのようなホラーではなく、哲学の一つかも。 すっかり短編集としてシリーズ化されていて、<BR>短いながらも完結して読みやすく、楽しませてくれます。<BR>きっと、陰陽師 安倍清明の本を初めて手にされる方でも、<BR>よく理解できて楽しめる本だと思います。<P>夢枕獏さんの陰陽師は、平安京を往来する鬼だけでなく、<BR>人間の中にある鬼(いけない部分?)を、色気のある話しで書かれていて、<P>ただの勧善懲悪の読み物に終わらないところが魅力です。<BR>大人向きのヒーローものだと思います。<P>これって、☆5つの価値ありですよっ
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