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| 南の島のティオ
(
池澤 夏樹
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この本の世界観のもとになったであろう、「ティオの夜の旅」という池澤氏作詞(木下牧子作曲)の合唱曲があります。幻想世界に次第に引き込まれていくティオの夢の歌です。<BR>どちらが先でも別に問題ないのですが併せて鑑賞されると、より一層この世界に惹かれるのではないでしょうか。<BR>超自然的現象も爽やかに受け容れられる、質の良いファンタジーです。 ティオ少年の出会う素敵な素敵な物語<BR>プリミティブな不思議な体験の数々<BR>心がきれいになるひと時<P>大好きな友達に恋人に・・・<BR>読んでもらいたい一冊です。 あの池澤氏が年少読者に向けて書いた本とのことで、とびついて購入しました。<BR> 南の島に棲む少年ティオが出会う人々の物語で、南の島の気候や、海風の音や自由に暮らす人々の開放感を感じながら爽やかな気持ちになりました。<P> 一貫して「ファンタジー」ですが、その中に現実にもつながる事柄もちらほらあってふと考えたり、癒されたり読み終わる頃には「明日からまた頑張ろう」という気持ちになります。<BR> 心のカサカサした時に是非読んで欲しいです。
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