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壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3 ( 浅田 次郎 )

男という生き物はどうあるべきか、「義」とは何か?武士とはどうあるべきか、そもそも武士道とは何か?<BR>様々な問題に直面しながらも自分が正しいと思う道を真っ直ぐに突き進む吉村貫一郎。彼の生き様からは学ぶものがたくさんあります。<P>この本を読んで私は色々な事を考えさせられ、そして励まされました。機会があったら是非読んでみてください。きっとあなたにも大きな感動を与えてくれるでしょう。

とても美しい物語です。<BR>南部盛岡の言葉のなまりがとても美しい。<BR>そして、妻、子供、主君、同士など<BR>自分の身近にいる人々を一番大切に思う気持ちが<BR>とても美しく描かれてます。<P>普段の私達には照れくさいとか当たり前のことと思いがちで<BR>灯台もと暗し的な部分を主人公は愚直にそれだけを考えながら<BR>生きている。<P>著者の筆力は読者の心を動かすパワーを持ってます。<BR>自分や家族などもう一度見直すきっかけに充分です。<BR>皆さんも体感してみてはいかがでしょうか。

著者の作品は「蒼穹の昴」を読んで以来、暇を見つけては読み漁って来ましたが、久々に浅田節に泣かされました。それにしても浅田氏の作風の多彩さにはいつも驚かされます。血なまぐさい殺戮集団である新撰組にあって、貫一郎の家族への愛、強さ、やさしさは表面的には隊士の笑いものですが、奥深く一人ひとりの心に刻まれていきます。貫一郎とともに心にせつなく残るのは貫一郎の息子、嘉一郎のひたむきな、それはひたむきな父への想いです。泣けます。

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