~このような刺激と事実究明の精神を見逃すわけにはいかない!<BR>チョムスキーを尊敬するアメリカ一般市民はとても多い。<BR>私はビデオで氏と対面して感激した。淡々と事実を語る氏は、若い頃60年代からの闘志だったのだ。非常にハンサムだった。偶然にも私の友人や家族が10年も前から彼を支持していたことは思いがけない喜びだ。<P>~~<BR>2日前のニュースで、ブッシュ大統領が9-11テロの情報を得ていながら隠匿し、国民に知らせずにいたことが流れた。毎日その話題で溢れている。<BR>フセインは捕らえられたがブッシュは彼を公判の場に出すことを恐れているらしい。<BR>果たしてどうなるか? 着実にチョムスキーの意志は実りつつある。<BR>~~<BR>日本の若い方々にもぜひ意識していただき、日本のパール ハーバ空隙も米国は知っていながら見逃して日本叩きに利用したことを新たに自覚してほしい。<BR>あの最近の映画『パール ハーバー』はプロパガンダだったのだ!<BR>騙されてはならない!日本精神を取り戻すためのきっかけの著作となることを願う。~
「9.11」はチョムスキーの著作のなかでは最も広く読まれたものである。米国での発行部数は20万を超え、カナダやイギリスでもベストセラーになった。チョムスキーの話は具体的で、その内容には戦慄を覚えるほどだ。例えば、1980年代の米国はベネズエラを攻撃し数万という人々を殺した。ベネズエラの提訴により国際司法裁判所で「有罪」になっても「判決を侮りとともに斥け」攻撃をエスカレートさせた。1998年にはスーダン最大の医薬品工場を破壊し、スーダンの医療に壊滅的な打撃を与えた。そして現在でも、パレスチナ人を弾圧するイスラエルや、クルド人を弾圧するトルコに多額の援助をおこなっている。チョムスキーは断言する。「アメリカこそテロ国家の親玉」である、と。一体どれほどの日本人がこういったアメリカの姿を知っているのだろうか? 一人でも多くの人達がこの本を読んでくれることを切に願う。<P>ところで「9.11」以降、日本でもチョムスキーの知名度が俄に高まるとともに、彼に対する流言飛語の類も輸入されてきた。「ポルポトによるカンボジア虐殺を擁護した」というのがその典型だが、これは事実ではない。チョムスキーが批判したのは、カンボジアについての報道には不正確なものが多いことと、米英が援助していたインドネシアによる東ティモール虐殺はカンボジア虐殺に比べると米国での報道量が極めて少ないということである、そもそも、チョムスキーはアメリカが69年から73年までカンボジアに侵略したことを批判していたのであって、ポルポト政権を擁護していたのではないのである。
昨今のアメリカの動きを見ていると、ちょっと暴走しすぎてない?と多くの人が疑問を感じていると思う。<BR>そして国内外のあらゆるメディアでアメリカ(ブッシュ政権)について色んな意見が交わされている。<BR>どの意見が正しいのかは分からない、答えの出ない討論があちこちで行われてはループしている。<BR>そして多くの人がこう思うはずだ。<P>「本当のところアメリカ人はどう思っているんだろう?」<BR>チョムスキーの意見はアメリカ人の中では少数派の意見であると思うし本人もそれを認めている。だけど大変まともな意見である。<BR>9.11の出来事だけではなく、それまで「正義」の名のもとで攻撃した世界の国々との原因や関係、また攻撃によってどうなったか等も語られている。<P>全てにおいて論理的で説得力があり感情的にならずに冷静に客観的に語られており、たいへん興味深かったです。<BR>そして何よりもアメリカ人からこのような意見を知る事が出来たのがとても価値のあることのように思えました。