【本書の内容】<BR>ラーゼフォン（ＴＶシリーズ）と劇場版「ラーゼフォン－多元変奏曲－」の<BR>謎を解き明かす完全攻略本（早い話がエヴァブームの時に大量に出回った解説本のたぐい）<BR>【見どころ】<BR>あくまでメインはＴＶシリーズ、巧妙に貼られた伏線や<BR>複雑な人間関係、難解な設定を余すことなく解説。<P>キャラクターリスト、ドーレム図鑑、用語解説なども見逃せない。<BR>【惜しいところ】<BR>カラーぺージが少ないのでビジュアル的には<BR>「ラーゼフォンバイブル」の方が良い。<BR>【読むときの注意点】<BR>完全にネタバレしているのでＴＶシリーズと<BR>劇場版を観終わった人にオススメ。<BR>【私の感想】<BR>ドイツの物理学者ハイゼンベルクが提唱した「量子力学」の世界において<BR>仮にラーゼフォン・シァ?テムが存在するなら<BR>「世界の調律」を現実で科学的に起こすことができることに驚かされた。<BR>この高度なＳＦ考証＆設定は、かの名作「無限のリヴァイアス」や<BR>「アルジェントソーマ」でその手腕を発揮した野崎透氏と、<BR>様々な科学分野や歴史、古代文明等に精通している<BR>金子隆一氏によるものだろう。<P>ラーゼフォンファンは必読の書、買うべし。