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理科系のための実戦英語プレゼンテーション ( 廣岡 慶彦 )

著者はアメリカの大学に15年勤務した研究者。自己紹介、研究概要、動機付け。。。という具合に、プレゼンテーションのスライド順に沿って、さまざまな英語表現が紹介されている。筆者は物理学の研究者なのでその分野のスライドを使っての説明になっていますが、分野が違っても十分役立ちます。自分自身にとっては、話の枕詞や、ちょっとした接続フレーズが適宜紹介されているのが役に立った。またこの本がユニークなのは、プレゼンテーションだけでなく、質疑応答やレセプション、他大学や研究室の訪問の際に使う英語表現もふんだんに紹介しているところ。面目を保ちつつ、答えるのが難しい(あるいは答えられない)質問に対処する英語表現や、レセプションを立ち回るときの英語表現など、実に親切な(あるいは経験に裏打ちされた)内容となっている。

初めての国際会議口頭発表に向けて、本書と「入門」と、両方購入しました。<BR>原稿の準備にも、当日の心構えにも非常に役立ちましたし、<BR>この本を見て準備した発表は、好評のうちに終了できました。<BR>日本語で発表に慣れておられる方に対しても、部分的には絶対に役立ちます。<P>英語圏特有の挨拶、決まり文句がありますので、英語の口頭発表前には是非ご一読をお勧めします。

 具体の事例について、発表の順に書いてあり分かりやすかったです。内容的には良いのですが、編集的には2点ばかり改良してもらえると良いかと思いました。<P> プレゼン内容の事例説明とともに、ポイントとなるイディオムなどの解説がありましたが、重要イディオムについては、例文自体を抜き出して書くか、もう一つぐらい例文がつけてあると、なかなか英語が頭に入らない私には、より読みやすかったかなと思います。<P> また、値段的に言えば他の英語教本で当たり前になってきている、音声CD-ROMが付録としてついてくれているとディクテーション練習や電車の中でも使えると思うのでお願いしたいところです。

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