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| 百鬼夜行抄 (5) ソノラマコミック文庫
(
今 市子
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どの話も不思議でいて、なんか切なくて。<BR>幸せとそうでないものとが背中合わせに存在するというか、人の心や魂が<BR>どんなものなのか考えさせられて、それでいて青嵐や尾白や尾黒の滑稽さには<BR>笑わせられて、すっかりはまってしまった一人です。<BR>この5巻には『秋しぐれ』という作品が収められています。<P>わたし的にこのような哀しい話に、ただただ涙が止まりませんでした。 物語はいつものようにさり気なくホラー。読後に静かな恐怖が訪れます。<BR>大学生になった律が、少々グレードアップしたような気が。<BR>時間軸の前後した収録には、何か理由があるんでしょうか? 文庫本待望の5巻です。ある意味ぼーっとした主人公律が、その霊感の強さから引き寄せてしまっている妖怪・もののけとの上手い世渡り物語。<BR>電話の声だけですが30歳くらいになった律も登場。とても面白いです!!!
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