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方法としての面接―臨床家のために ( 土居 健郎 )

医学書院から出ているということもあってか、<BR>少し読みにくいかもしれない。<BR>初学者には、もっと用語説明がされている本と<BR>併用する事を勧める。<BR>だが、熟練者にはすーっと入ってくる内容かも<BR>しれない・・・。

小さくて安価な本ですが、 内容はすごいです、さらっと読み飛ばす本ではなくなんども繰り返して読む本です、古典的名著と言われる本はみんなそうですが、20代、30代、40代と読む年代によって違った味わいがあるような本です。著者は聖路加病院の精神科や東大の教授をつとめた精神科医で精神分析の第一人者で業界の人なら誰でも知っている、ビッグな人です。甘えの構造が良く理解できなかった人でも、この本は大丈夫です、この手の本にありがちな外国の情報の孫引き的雰囲気が全くありません、外国の文献を引用しているのですが、オリジナルな香りに溢れています。著者は夏目漱石の研究者でもあるので文章が、全然違います!「面接とは?」読んで考える為の本です。読んでわからない部分は自分が理解するレベルに達していないのだと素直に納得できる本です。

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