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| わが子、ヨーヨー―母が語る"天才"ヨーヨー・マの少年時代
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マリナ マ
ジョン・A. ラロ
Marina Ma
John A. Rallo
木村 博江
)
まず申し分の無い両親だった。彼は天賦の才能を持って生まれてきた。しかしその才能をここまで生かしきることが出来たのはやはり親のたゆみない努力と期待とそれが出来る環境であった。特に父親はいつもヨーヨーが有名になって名声を博すのを夢見ていた。しかし母親はヨーヨーがより人間的に魅力を持った人にならないと片手落ちだということをちゃんと考えていた。チェロをどんなに緻密に美しく弾いても、人の声のように「歌うように」弾けないとダメだと教えた。幼くてすでに立派に演奏出来る彼であっても大人の感情を持った曲はまだ早い、もう少しすればもっと味わいのある演奏が出来るはず・・と諭した。こうしたすばらしい助言が彼の演奏を一層深みのある、より人間的なものにしていったのではないだろ!うか。的確な助言がどんなに大切かと思う。私はもちろんあのサントリーのCMで彼を知ったが、しっとりとした感情や憂いのある彼のチェロは人生をも芳醇にしてくれそうである。演奏中の彼の姿もまたいい。「セブンイヤーズ・イン・チベット」での 音楽も彼の担当だったのだ。4回も観てしまった。
この本の表紙を、見た時、このちっちゃなつぶらな瞳なのに、凄い集中して、チェロを、弾いているのが、一発で分かる。真剣に、弾いている。この、写真もみて、買ってしまった。 彼の家族はヨ―ヨ―のことを、とても愛していて、天才って、呼ばれる子・人々は普通の人よりも、責任感が、<P>その人の肩にずっしりと、錘のように、いつも付いてまわるのって、それに押しつぶされないような、教育を、 彼のママがしていのが、とても偉いと感じた。 私もこの本を読んで、もっとバイオリン練習しようと、思った。
わが子、ヨーヨー―母が語る"天才"ヨーヨー・マの少年時代
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| この本を手にしたら、まず両親と娘、幼い息子が一緒に写っている1枚の家族写真を見てほしい。天才チェリストのヨーヨー・マにそっくりな顔をした男性は、彼に音楽の手ほどきをした父シャオシュン・マ。その腕に抱かれているのがヨーヨー本人で、隣から弟の顔をのぞき込んでいるのは4歳年上の姉ヨウチョン。そしてヨウチョンのわきで遠くを見つめているのがヨーヨーの母で著者のマリナ・マである。原書は『My Son, Yo-Yo: A Biography of the Early Years of Yo-Yo Ma』と題されているが、むしろマ家の物語と考えた方がよく、父シャオシュンもまた主人公と言える。 <br>作曲家でバイオリニスト、音楽教授のシャオシュンは、ニューヨーク、パリ、台北に児童オーケストラを創設するなど、熱意に満ちた教育者でもあった。ヨーヨーはこの父の庇護のもとにあっただけでなく、音大で声楽を学んだ母マリナ、バイオリンとピアノを演奏する姉ヨウチョンに囲まれ、極めて音楽的な家庭に育った。マリナは、息子がどれほど早熟な天才であったかを自慢しすぎることはなく、どのような環境で成長したかについて詳しく述べている。ヨーヨーは、音楽への情熱に導かれて中国からフランス、アメリカへ渡った中国人一家の末っ子なのだ。こうした視点のため、この本は音楽の特別なファンでなくとも楽しめる。編者はマ家と長年にわたって親交のある教育者。マリナの話を客観的な立場でまとめている。(松本泰樹) |
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