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| イデオロギーの崇高な対象
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スラヴォイ ジジェク
Slavoj Zizek
鈴木 晶
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著者は常に、メタ言語を排除した視点を保ちつづける。全ては同一の平面に配置されているのだと語る。「ワルシャワのレーニン」という小話は本当に、悲しいほど笑えるのだ。私自身が「ところでレーニンはいずこに?(チャーリー浜のように)」と質問する鑑賞者であったことを痛いほど思い知らされるのである。「ったく、これまでどこを探していたのだ。」とウンザリさせられること必至です。お勧めです。
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