この写真集のタイトルにある「アイドル」とは一般的なアイドルを指し示しているようで、様々な事を考えさせられる深いキーワードとしても存在している。と、堅苦しくなるもよし、お気楽写真集として楽しく読むもよし、とにかくこれを全部、篠山紀信が撮ったのかと考えると、ひと一人の作品集と言うよりは、日本の歴史の一部のような気がしてしまう圧倒的なボリュームがある。<P>本屋で買って帰るには重いし、こういう本がネット注文で届けられるのがネット書店の一番の魅力とも言える。もちろん、重量の問題だけでなく内容もずしりと重い。友人が部屋に遊びに来てこの写真集を読み出すと平均1時間ぐらいは楽しそうに没頭しています。
ちょっと高いけど、買って損は無いと思うよ。星が4つなのは、まあ読み物ではないし撮りおろしでもないので、どうしていいかわからなかったというだけ(笑)です。ただ、値段相応のボリュームもあり、見所満載!アイドル写真集というより、アイドル文化史として楽しめるところが良い。私はそれほどアイドルに興味は無いが、それでも楽しめた。それは、改めて昔の写真を見ると発見が多々あるからだろう。例えば若い頃の西条秀樹がスマップの中居君にそっくりだとか、おにゃン子はモー娘と比べると超デブだったんだ!とか、今はすっかりおばさんになっている人も昔はこんなに美しかったのね!などなど、感慨深いですね。最近の写真の見所は、おお、椎名林檎がこんなに親しみ安い顔で映っている!とか、いっぱいです。イレギュラーで、超かっこいー宜保愛子(なつかしい・・・)の写真もかなり笑えた。男女ともにおすすめ!