昔ベッドの中で読んでもらったような話の端々が転がっている。<BR>ページをめくっていると目を開けたまま夢を見ることができそう。<BR>例えるなら香ばしいビスケット。美しい本。
ユーモラスな発想、美しく彩られた写真の数々、何処かの素敵なお伽の世界に迷い込んでしまった様な絵本。見る度開く度、違う風景が覗ける様な気がして、手持ちの本の中ではかなりの高い頻度で繰り返し読んでいる作品。<P>可愛らしく乙女心をくすぐる小物やアイテムが沢山載せられており、ロマンチックな雰囲気に浸れる。「ワニの王さまの涙」私も欲しいです(笑)自分の誕生日にご褒美として購入したのですが、疲れている時、夢の国へ一っ飛び出来るこの本は特に大切にしています。
1996年度ボローニャ国際児童書展ラガッツイ賞受賞作。<BR>この作品は、イラストレーターであるフレデリック・クレマンが、娘のために描いた絵本が話題になり、出版に至ったらしいです。 <P>アリスという「ふしぎなもの売る女の子」の誕生日が近づいてきました。 <BR>しかし、彼女の店はふしぎなものに溢れていて、彼女が気に入るような贈り物をするのは難しい… <P>そこに、マッチ売りの男が、彼女にプレゼントをするためにやってきます。<BR>彼は、時と場合によっては、ふしぎなものを扱う行商人に早がわり。 <P>小天使の鈴、チェシャ猫の笑い、空飛ぶ絨毯、白雪姫の靴下留め … <BR>次から次へと、古今東西のおとぎ話から抜け出てきた数々の品が、アリスに紹介されていきます。 <P>イラストはもちろん、コラージュなどを駆使して作られた、非常に美しい絵本です。<BR>中身のおとぎ話の品々と一緒に、誰かにこの本をプレゼントしてみてはどうでしょうか? <BR>とにかく、一度手にとって見ることをお薦めします。