この本は線形代数学を苦手とするものにとっては宝物である。書名に表されているとおり本当にわかりやすく説明している.一般化を目指すよりも解説を3次元までにとどめ図を用いて直感的理解に重きを置いている。問題を解くことはできるが意味がわからないという中級者にもお勧めできる。星が4つなのは、やはり物足りなさが残るからである。物足りなさが残る人は斉藤正彦[線形代数学入門]がおすすめできる。
文系の大学生です。<BR>高校の頃に数Cで学んだ「行列」だから、大学でも余裕だろう<BR>と高を括っていました。<BR>しかし、最初の方はいいが、線形空間あたりから途端に<BR>話が抽象的になって挫折しました。<BR>(ちなみにテキストは、入門線形代数/三宅敏恒です。<BR>でも、これも結構丁寧にかかれてます。)<P>そこで、本書の助けを借りて何とかマスターしました。<P>平易な解説と、例題がうまくミックスされていて、分かりやすいです。<BR>ただ、発展的なことはあまりないので、理工系の方は<BR>物足りないと思います。
今までいろいろな本を読みましたがどれも挫折していました。<BR>でもこの本は計算の途中経過が丁寧に書かれているので、わかりやすいだけ<BR>でなく、自分の計算ミスも発見でき、楽に勉強を進めることができます。<BR>数学が苦手な私でしたが、問題を解くうちに「ひょっとしたら私デキるの<BR>かも!?」なんて思ってしまいました。そのくらい自信がつきます。<P>この本を最初のステップとして、次のレベルへステップアップできそうです。