この本は大きく2部立てになっています。<P>第Ⅰ部では、「そもCFAとは何か」「英語力・数学力はどの程度必要か」「具体的な勉強方法は」など、CFAに関心を持ったばかりの人たちがまず知りたいと思う素朴な疑問に対して、丁寧な説明がなされています。<P>第Ⅱ部では、計量分析から職業倫理に至るまで、まさにレベルⅠの各単元ごとの「ツボ」を的確に解説してあります。日本人受験者は市販のスタディノートを用いて試験準備を行う場合多いと思いますが、この『受験ガイドブック』は、それらを日本語で補完してくれるものとなっています。<P>これらの貴重な情報は、身近にCFAホルダーがいない場合、容易に得ることはできません。<P>筆者の方は、自身CFAホルダーであるばかりか、ニューヨークで日本人受験生向けに受!対策講座を手弁当で主催してこられたとのこと。したがって、こうした経験に裏打ちされた「ツボ」が要領よく落とされている本が、この『受験ガイドブック』であると言っていいでしょう。<P>もう数年前にこの本が上梓されていたら、私も試験対策に活用できていたのにと思いました。
なかなか英語ではわかりにくい内容もこの本では平易に解説されているだけに、これを使って勉強を進めるのみならず、今一度復習したい項目が出てきた時にはこの本に戻って簡潔に内容を確認できるので極めて重宝。レベル1受験生は勿論、レベル2や3の受験生にとってもかなり役立つ本と言えます。<BR>但し、索引がないのが残念。
本邦初の日本語での体系的なCFA受験参考書であると同時に、コーポレートファイナンスの入門書としても最適。<BR>統計からモダンポートフォリオセオリーに至る迄、幅広く網羅しており大学生から、社会人まで誰でも読み進めることができるお奨めの一冊。