漢文的な返り読みを排し、英米人が理解するよう、英文の書かれている順番どおりに英文を読みすすもうとする、骨太・直球勝負の英文解釈本。近年、高校ではグラマーが正規授業からはずされてしまったが、大学以上の学校にすすもうとするものは、文法を手がかりにして英文を読み進む<P>知的訓練を経なければ、いつまでたっても原書など読めはしないだろう。1読目はつらくとも、繰り返し読み解くことで著者の考え方・読み方を吸収すれば、初見の英文をみてもひるむことはなくなるはずだ。高校1年以上でも十分読める。薬袋氏の本の中ではこの本が一番解説が丁寧で、 自習にも最適。
英語を始めからやり直したい人、初めて学ぶ人にお勧め。<BR>英語を読める人の頭の働き方を基礎から詳しく解説してある。この本を熟読したあと、力を抜いて英文を読みきった時の感動が忘れられません。浪人時代お世話になりました。
3年前、予備校で師に直接に薦められたのが本書であった。一ヶ月で読破したが、あの時に味わった本当にスッキリと理解した感覚は忘れられない。多くの人は、一見すると簡単な英文が並んでいる、本書を読むことにためらいを覚えるに違いない。自分もかつてその一人であった。しかし本書は読んだ後では読む前とは全く違った感覚を覚えることを絶対に断言できる。受験英語も含めて、英語を読むのにテクニックなどは必要ないということを本書は教えてくれるだろう。尚、長文読解については、富田一彦先生の本も良いと思う。