まず基本作り。1) 本書『英ナビ』の各章冒頭の問題を辞書と文法書を援用しつつ挑戦し、解説を読む。2) 何も見ず正答できるまで、冒頭の問題演習・解説熟読を反復する。3)『英ナビ』上下巻の全36章の冒頭の問題は全555題。そこでこの正解を例文として暗記してしまうのがミソ。といっても既に何度も勉強しているから記憶するのは比較的容易なはず。これで本書はひとまず上がり。そして『英ナビ』の兄貴分的存在『新・英文法頻出問題演習』に取り組む。文法・熟語の二冊を両方やるのが望ましい。要領は基本的に上記と同じで『英ナビ』自体も参考ネタになるから、折に触れて再復習のこと。ここまでで「苦手意識」は消滅し「実力増進」のレベルに到達。『英頻』を終えたら『「新・英頻」併用英文法問題集』での補強もよい。余裕があれば『英語構文詳解』に進み、頭の中に蓄積された知識の体系的整理を薦める。さらに完璧を期すなら『英文法教室』を読み込もう。
下巻では動詞関係から離れ、名詞・形容詞・副詞など、そして副詞節・<BR>形容詞節(関係詞)・名詞節が扱われています。<BR>この下巻まで終えると巷で流行る「最新データ分析・頻出」「語法重視」<BR>などという煽りや人気予備校講師の宣伝文句がいかにインチキかわかるでしょう(笑)。<P> 伊藤師はもうこの世にはおられませんがどうしてこのような古典的参考書を出版されたのか考えることがあります。<BR>本来ならば英語教師が『新・英頻』を使って英ナビのような解説を行うのが理想であったのに<BR>最近は文法軽視・排除の風潮があまりにも強いため<BR>せめて自分の英文法講義(抗議?)を残しておきたかったのだと思います。<P><参考>研究社のナビゲーターシリーズ<BR>①②は伊藤和夫「英文法」③は伊藤師の「先輩」奥井潔「英文読解」<BR>(おすすめ)④安武内ひろし「会話長文」⑤西きょうじ「英文速読」<BR>が刊行されている。奇をてらったテクニックではなく本物の実力を<BR>養成する優れたシリーズです。
上巻に引き続き、『名詞・冠詞・形容詞・副詞・否定・比較・節』が乗っています。特に前半の品詞の分野は、英文解釈の時は注意しなくてもなんとなく読めてしまうので注意して理解する必要があると思います。上巻と同様、とてもいい本でこの2冊をやれば本当に受験文法は他の人より頭1つ上に行く事ができると思います。が!上巻と同じ構成なのでやはり量が多いしちょっと飽きが来る・・。でもこの本に書いてある事が理解できれば、文法問題だけではなく,英文解釈,英作文の時にも必ず役に立ちます。こういう本は何回もやる必要もなく(やってもいいんだけど・・)、一通り読めばすかさず問題集に入り、そしてわからないところをまた戻って読んでみるといった方法がいいと思います。知識もよく定着できるし・・。だから、一回でいいので(100回でもいい)、眠くなる気持ちを抑えてやりとおしてみてください!