同業者として本書をお薦めします。<BR>特に実名を記載した事を評価します。<BR>ただ、一刀両断に結論を急ぎすぎるような気がします。<BR>ココに書いている事が、そのメーカーの全てだとは思わないほうが良いでしょう。<BR>読む側が適度のバランス感覚を発揮していただきたく思います。<BR>そうであれば同業者としても「本書は中々面白い」と評価できます。<P>この手の本はドギツイタイトルが多く、内容も競合他社を激しく攻撃するものが大半ですが、その点で言えば本書は建築士の方々ということもあり取りあえず合格点を差し上げて良いと言えます。
専門家が実際にある程度までのオーダーを実際に出した上での評価なので、今まであまりなかったタイプの本かもしれません。ただ、身分を明かしていることから、われわれ一般人の場合も本当にそうなの?という疑問はあります。また、ファーストコンタクトがうまく行かなかった場合は、そこで(そのハウスメーカーの)評価が打ち切りになってしまっていて、もう少し知りたい!という気持ちが湧いちゃいました。
評価基準を、著者の直接関わった営業の人々に置いているので、それだけで「A社は対応が悪い」とか若干強引に各社の性格を一括りにしているような感じがしました。<P>と言っても海千山千の営業さんたちの言いなりになりたくないのは誰でも同じでしょうから、決して聞いておいて悪い「意見」ではないとも思います。より多くの人が、その人なりの中立の立場から各社の印象などの情報を持ち寄りまとめた本ならもっと参考になったろうにと思います。<P>これ一冊を携えて各社の先入観を決めてしまうのではなく、あくまでこんな印象を持った専門家もいた、程度の参考にするにはいいのではないでしょうか。