13人の 個性や 文学の 才能が 見られる 「 魔法のハート」。 <P>個人的には 後藤さんの 作った本が 一番 好きです。 簡単な 物語ですが、 いい メッセージが 伝わって、 なんか 感動しました。 サツマイモの 絵は とても かわいいです。 保田さんの 本も そうです。<P>そして、 吉澤さんの 作った本は わりと まじめで、 文章の 流れは 意外に いいです。 吉澤ファンの わたしは もっと 彼女が 好きに なってきました。<P>13冊 すごく 楽しく 読みました。 モームスファンじゃない 友達に 貸して、 彼女も 気に 入ったんです。
各メンバーが,童話という共通のテーマに向き合って,個性を発揮していて実に面白い。矢口真里さんの童話は「絵本」になっていて,絵も文字も本人のものなだけに一貫性があって完成度が高い。吉澤ひとみさんの「不思議なトンネル」は,彼女の飛びぬけた文才を知ることの出来る傑作だ。隠れた才能と,熱心な取り組み姿勢に感心した。<P>ただ,惜しむらくは,子供向けな部分と大人を対象にした商品作りが混在していて,コンセプトが統一できていない点である。結果として,あくまでもファン向けの商品となっている。
どの話にも、きっと本人たちが投影されているのだろう。そう考えると、タレントと事務所の関係を、しなびていく野菜たちと八百屋のおばさんに喩えたような挿話が出てくる安倍の作品や、自分の性格とは違う顔を、周囲の期待に応えて演じ続けたせいで疲れてしまうゾウさんを描いた保田の作品などは、本人たちのトップ・アイドルとしての悲哀が投影されているようにも思われて、少しせつなくなった。また、吉澤や加護の作品は、テレビで見る本人たちのとぼけたキャラに似合わず、意外に読み応えがあって感心した。そのほかも、少なくとも失笑を買うような作品は一つもない。彼女たちを知らない子どもでも夢中で読めるかと言われると自信がないけれど、少しでも彼女たちのファンであるならば、大人も子どもも読んでおいて絶対に損はない。<BR>……ただし、大人の読者にとってはオマケが邪魔以外の何ものでもなく、またオマケのせいで子どもの読者にとってはいくら何でも価格が高くなりすぎた。なぜこんなにゴチャゴチャした本にしてしまったのか、中身=童話の出来がとても良かっただけに残念である。