だまされてはいけない、本書は金持ちを守るために書かれたような本だからだ。<P>一見、本書の内容は庶民の味方と思える、が、なぜ年収を引き上げるような指南(提案)がないのか不思議である、資本主義社会においては、金が在りさえすれば99%願いが叶う、そんな社会を変えていくように指南(提案)してこそ、年収300万円で庶民が辛酸を舐める現況に希望を持たせるのではないだろうか?ただ単に「発想がネガティブ過ぎる」では片付かない「裏」を感じてしまう。<BR>庶民が金を得ることは資本家の足を引っ張るからなのか、それとも利益の薄い使い捨て製品を作り続け、また売り続け、庶民を庶民たらしめることこそが、金持ちが永遠に金持ちたり得るからなのか。<BR>本書で紹介されている内容(裏ワザ)は所詮は処世術であって、賢い人なら誰でもやっている事であるから、それほど参考にはならない。<P>また金を得ないことを善とするなら「エンデの遺言」あたりを読んだほうがよほど参考になるはずである。<BR>最悪は、庶民が株を買うことを奨励している事で、リテール取引などは所詮はカモネギであり、世(世界)の資本家たちが大歓迎であることは経済学者であるなら誰しもわかっている事だからだ。<BR>あまりのトンデモ本ぶりに最後まで読む事を辞めた。
今、日本はどこに向かおうとしているのか?自由の国アメリカか?現在の日本の経済についても、読みやすく解り易く書かれている。日本の抱える問題、生来、知った上で、自分にあった暮らし、覚悟、準備をして欲しい!そんな一冊です。
書き出しで、著者は「前作は大変好評を得た。」としながらも、「しかし、2つの批判があった」として、今回の続編を書いた理由を明確にしている。<P> 前作を読んだとき、感じたことはまさにずばり、著者が自ら指摘したこの2つの批判であった。正にその点がピッタリ一致していたので、思わずこの続編も買ってしまった。2つの批判の内容は、本書に譲ろう。<P> 結論として、続編で2つの批判に対して見事に回答を打ち返した-とは思えない。最も、こういう問題について、明確にみんなが「なるほど」と思える回答は存在しないものだと思う。<P> ただ、著者なりに回答を示したこと、さらに年金問題など目下大いに関心のある社会問題について、有用な情報を提供してくれていることなどを併せて、本書も一読の価値があると思います。