会社を設立して、3年目の経営者です。<BR>正直、決算書マニュアル系はいろいろ出回っていて、またかという印象です。<BR>簿記の知識にちょっと毛の生えた程度のマニュアル本か、と思いきや、<BR>なかなかのボリュームと、わかりやすさに重点をおいた内容、数ある中でもかなり出来が良く、上手に丁寧に作りこまれているのでは、と思います。<P>私自身、玄人的なテクニックや、裏読みのような内容を期待していたので、<BR>物足りなさはあるものの、<BR>これから、決算書というものを体系的にしっかり理解したい、<BR>と言う方にはピッタリなのではないでしょうか。
かなり実践的です。まったく分からなくても入りやすいと思います。事業の効率性を数字から読み取ることができるのが面白いです。とくに私は経営分析の中でも収益性と生産性、売上利益率の考え方が参考になりました。この本では何回も{付加価値を高めていくことが社会貢献と比例する}と出てきますがまさにその通りだと思います。また人件費についても深く考える契機となりました。今の時代はコストをどう下げるかというよりもいかに社員の労働力をどう高めていくかが重要なんだと思います。社員が増えた会社、または、社員それぞれの目標を算定したい方は参考になるかと思います。
いままで『決算書の読み方』のたぐいの本をいくつか読みましたが、経理をやっている自分としてはなんとなくうわべだけ感がありました。でも、これは深みがありとても満足できました。<BR>経理じゃない人も奥深くまで理解できる本だと思います。<BR>とても読み応えがありました。