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| ピントがボケる音―OUT OF FOCUS,OUT OF SOUND
(
安田 謙一
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ピチカートファイブを最も的確に評論した音楽評論家の待望の著作集。氏の文章は、主にさまざまな音楽誌に書いたレビューでいくつも読んできていたけれど、それを一同に介するのは感動的。特にピチカードファイブファンにとっては、絶対に読まなくてはならない文章のひとつであるタワーレコードのフリーペーパーbounce誌に掲載された小西康陽に関する論評が収められているのは、感激。僕はその論評が掲載されたbounceを文字通りぼろぼろになるまで読み続けていた。ちょっと高いし、本も電車で読むには重いけど、買う価値のある一冊。そして、この本があの国書刊行会から出ているって事実にも、驚愕。
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