今から10年ほど前、橋にも棒にも引っかからなかった私を救ってくれた本である。この本と久しぶりに対面し、懐かしさのあまりしばし感慨に浸ってしまった。そんなわけで、かつてのおぼろげな記憶をたどりながらレビューを書くことにする。<P> 私の使い方は、単純明快である。まず、分からなくても良いから単元ごとに解く。そして回答と解説を読む。何度も繰り返す。それだけである。本書の後半は、なにやら難しい単語が並んでいたように思えるが、そこまでは手を付けなかった。文法と構文の項目だけを取り組めば、かなり英文が読め、問題が解けるようになるばずだ。<P> この本を使い始めた当時、私の英語力は目も当てられない状況であった。はっきり言って、全国どこの大学(短大)にも受からないような成績だ。就職はしたくない。フリーターもなんだか嫌。何にも取り柄がないと思い込み、専門学校も考えられない。そんな中で、嫌々この本に取り組んだのである。<P> 何だか精神論みたいな受験勉強で、つまらなく思われてしまうだろう。しかし、当時の私の成績では、とにかく基礎的な文法や構文を頭に叩き込まなければ仕方なかったのである。つまらない暗記作業をしながら模試などを受けてみれば、実力がついてきている事を実感できた。そうなれば、受験勉強はさほど苦にならなくなった。本書は私に最初の一歩を踏み出させてくれたバイブルである。
英検2級取得に大いに役に立ちました!高校1・2年の時に、わからなかった文法や構文をノートに書きまくりました。この程度の文法・構文が80%くらい出来れば、英検2級はおろか、英文和訳中心の国公立大もこなせます。自分はこの本とサクセス英文読解(旺文社)とゴロ合わせの単・熟語で東工大合格しました!
受験生のバイブル、英頻の基礎編。苦手な人は本家の前にこちらをオススメ。 <BR>問題数が少なく厳選されています。<BR>英頻とは違い文法項目別になっています。<BR>あと赤シートでチェックできるようになっているので使いやすいです。