野宿ライダーに的を絞った内容が明快。<BR>作者のような旅は私には出来ないが、参考になる事たくさん。<BR>道具にこだわらない姿勢、でも解説はどんな道具が便利なのか参考になる。<BR>今年はキャンプ場でなく「野宿」に挑戦してみようかなあと思う。
寺崎勉さんの本は好きだ。どこか見えもなく純粋に旅を楽しもうとしている姿が逆に社会の軋轢に揉まれている現代人とっては、とても心地よく感じるからなのかもしれない。<P>題名が野宿ライダーということで、バイク乗りの専門書かといえば、そうではない。僕は、バイクは普通免許に付随してくる原付の免許しかもっていないし、もっぱら乗るのは乗用車ばかりである。そんな僕でもこの本はとてもバックパッキングなどのアウトドアに関して、参考になる事の多い実用的な説明が著者の寺崎さんの経験から伝わってくるのである。<P>とても実用的な本でありながら、旅への詩的な感情が文面に散りばめられているかと思えば、ブルーシートの屋根の下、残り飯にラーメンをぶっかけすすり込む姿は、一見、浮浪者の生活を思い浮かべるが、そこがまた他者の書く既存の旅物の本とはまた違う所以である。<P>この本を読むと道具をバックに詰め、旅に出たくなる衝動に襲われるのは決して僕だけではあるまい。
これほど実践的な本を見た事がありません。<BR>用品の紹介で、<BR>有名なナイフメーカーのすごいナイフでも「旅に持って行っても大根を切るしか役に立たないのが悲しい」<BR>カッターナイフを「旅の中でこれほど便利なナイフはない。」<BR>まさに納得のコメントです。<BR>自分の旅装備や旅スタイルと比較検討しています。<P>「バイクキャンピング」と併せて私のバイブルです。