以前は広辞苑を第2版から使っていましたが、どうも語義解説がしっくりこなくて、新明解など別の辞書で調べなおしていました。書店で大辞林を読んでみると解説がわかりやすいので、今はもっぱら大辞林を使用。本、CDROM、電子ブックと3種類購入し職場、読書、自宅すべてで使っています。
以前は、新明解をひいて、さらに某辞典で確認という方法をとっていたが、それでも用が足りないことがあり、歯がゆい思いをしていた。そんな問題をこの辞典が解決してくれた。内容の充実度といい、日本語の正確な把握といい、この辞典は私が見るかぎり、現在の国語辞典の最高峰ではないかと思う。
広辞苑は国民的辞書と自慢しているが、アクセント記号が無い。英語の辞典には発音記号やアクセント記号が載っている。日本語の国語辞典でアクセントが載っているのは、三省堂のこの辞書と明解国語辞典ぐらいのものだ。<P>近頃ニュースで、現地報告記者の発音が気になる。例えば、「背景」を「拝啓」のアクセントでいう人が多い。ハイケイをアクセントをつけず、平たく言えば,「背景」である。ハを強く高く言えば「拝啓」である。記者のアクセントの乱れを、上司は何も注意していないのではないか。<P>日本人であるなら、自分の国語のアクセント位、しっかり発音しろ!と言いたい。アクセントに疑問を生じたら、大辞林を参照せよ!