米国のホリスティック系大学で教科書として使われている本です。ホリスティック医療について学びたい医療関係者、治療家、セラピストに必須の本に仕上がっています。今の日本は様々な療法が氾濫しています。ほとんどの療法はデメリットを言わず実証されていないメリットをアピールしているものさえあります。自分の行っている療法の守備範囲は知っておくべきもの。これからのホリスティック医療は、多くの仲間の協力の元、患者さんに接していくチーム医療が主流となっていきます。『これって何?』と思ったときに辞書的に使いたい1冊です。
現代の西洋医学の在り方に疑問を持っていたので関心を持って本書の知識を注入していました。でも仕事が忙しく、なかなか前へ進まなかったのですが、ここ1週間で54章セラピューティックタッチまで読み通しました! 特に刷り込みが強く、21世紀の医療として支持されるだろうと思ったのは、第1部に集約されている旧来から存在する伝統的な領域です。なかでもホメオパシーに強い関心を持ちました。ほかには第6部のメンタルティー治療の分野です。精神のゆらぎの落ち着く先として、これらのプロセスはとても重要な役割を果たすと思います。来週はあらためて本書を読み直していきたいと思っているところです。
最近、急速に代替医療の需要が増えていますが、それぞれの手法に関しては、数々の雑誌や本からの断片的な、または偏った情報に混乱してしまう現状だろうと思います。一歩先んじたアメリカから、代替医療全般について客観的に述べている本が出版されるのは、代替医療にかかるうえでの知識を得るのに、一般の人が求めていたことだと思います。