ここまで具体的に詳しく自身の得たものを公開してくれた本はなかったのではないでしょうか。特定の人だけにしか起こりえない絵空事、運、才能に頼った大成功談、日本の制度や日本人には合わないやり方の羅列ではなく、明日からでも着実にコツコツと階段を登ってゆける情報が満載、ITのサイトも紹介してくれています。著者が夫婦二人三脚で歩んできたことのわかる気持ちがホッとする様なエピソードも。楽しく人生を過ごしたい方、必読です。
筆者は、サラリーマンをしながら、兼業大家さんになり、会社の倒産によって、専業大家さんになったが、あくまでも、『サラリーマンこそ、兼業大家さんになるべき』として、自分の経験から得たノウハウを、『46の秘訣』としてまとめています。 簡単に言うと、まず、自己資金を300万円貯める。それで、純利回り12%以上の物件を購入し、リフォームして、賃貸する。というのがスタートです。 別に、初めから専業でもいいと、私は思ったのですが、それだと、失敗したら、おしまいです。サラリーマンとして、安定収入を持ちながら、余剰資金でスタートする、『週末起業』のノリだと思います。 成功すれば、副収入が得られるようになり、人生が豊かになります。 しかし、惜しみなくノウハウをさらしているだけあって、大家さんへの道は、決して簡単な道ではないと、思います。
不動産投資を始めようとしている人には、気持ちを高められる本かも。ただ、大家さんとしてのノウハウは良くわかったが、著者のように、一つの資産から数十以上の資産に短期増殖する為の具体的なノウハウの記述は無く、ちょっと期待外れ。