クロールの泳ぎ方の練習方法が、たくさんの写真でわかりやすく段階的に解説されています。私はこの本の練習方法を順にこなしていったら、本当に泳げるようになりました!一人でプールに通っても、必ずクロールができるようになる頼もしい本です。著者の飯沼さんは、元競泳選手でプロのライフセーバーで雑誌ターザンで、かなづちのアイドルを泳げるようにする特集で登場されていた方です。動作を言葉で説明することはむずかしいものですが、棒を使ったストロークの感覚のつかみ方や、初心者の泳ぎで注意することなど、説明が具体的でとてもわかりやすかったです。
内容は、初心者向けだと思います。僕はまさにその初心者で、クロールで25M泳ぐことしかできませんでした。でもこの本にめぐりあったから、今では何とか100M泳げるようになりました。もちろん、誰に教えてもらったわけでもなく、この本のトレーニング方法通りに練習を重ねていったおかげだと思っています。この本の構成は、「正しいフォームを身に付け、クロールで400M泳ぐことを最終目標」にカラー写真をたくさん使い、「バタ足」「息つぎ」「ストローク」などのポイントをわかりやすく解説してくれてあり、練習法もたくさん載っています。「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」のポイントと練習法も載っていますがこちらは白黒になっています。僕は、この本のおかげで泳ぎが以前より確実に上達!!ていますし、最近では泳ぐことが楽しく感じられるようになりました。よって、星5つつとしました。
タイトルは「水泳上達BOOK―きれいに楽しく泳ぎたい」ですが、実際は「クロール上達BOOK-きれいに楽しくクロールで泳ぎたい」とすべきなぐらい、とにかくクロール主体の本です。クロールには84ページを費やし、他は平泳ぎ9ページ、背泳ぎ8ページ、バタフライ7ページとさんざんなものです。また本書P176にもありますが、飯沼誠司さんはこの本の監修者であり、著者ではありません(まえ・あとがき、1ページコラム5つ以外は)。 といろいろありますが、私のようにクロールを楽に長く泳ぎたい初心者にとっては正にうってつけの本でありそれだけでもお勧めです。