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| 今がわかる時代がわかる日本地図 (2004年版)
(
正井 泰夫
成美堂出版編集部
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既存の学校地図帳が、指導要領その他に縛られて、現在の社会情勢についていっていないという思いを抱いていました。この地図は学校で使うことを前提にしていないためか、実にのびのびと社会問題、経済、文化の地域差、スポーツなどのテーマを設定し、地図の可能性を十二分に広げてくれています。これだけ興味を抱かせるテーマ図を考えた人はそうとうの能力のある人だろうとお見受けします。個人的には同じシリーズの世界地図よりこちらの方が面白く読めました。都道府県図も、この大きさの地図として必要な情報を完璧といっていいほど網羅していますし、今関心事である自治体の合併情報も上手に挿入してあります。日がな一日眺めていてもまったく飽きません。ただ、スケールが1711491分の1とかそんなのが頻出すると、アナログ人間は面食らってしまいます。 変わった視点の都道府県ランク付けがとってもユニーク。<BR>ただ、各都道府県地図の欄に前年のトピックスなどを掲載して欲しかった。 とにかく地図をメインにした、地理の百科事典です!<BR>みて楽しく、読んで詳しく良く解る解説が嬉しい一冊です!
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