この書籍の名称である世界地図は実は後半の半分程度であります。これはこれで最新の情報を盛り込んだ良い物です。しかし特筆すべきは、前半のテーマ別に世界の現状を見開き1ページ毎に判り易くまとめている部分です。これが非常に秀逸です。現在の目まぐるしく変動している世界の動向を多面的に且つ手っ取り早く俯瞰されたい場合に有効です。
テレビのニュースやドキュメンタリー番組を見る時に、そこがどこなのかわからないと父親が言っていたので、この地図を買ってあげました。テレビを見る時は欠かさずこの地図でチェックしながら見ているそうです。
本を開いて最初に目に飛び込んでくるのは192ヶ国のリーダーの顔、首相や大統領のカラーの顔写真です。イラクを含む一部の国の顔写真はありませんが(今の時代を実感します)、優しそうな顔から悪そうな顔、だまされやすそうな顔と色々で見ているだけでも楽しくなります。<P>また、日本のODA、政府開発援助の第1位がインドネシアとは恥ずかしながら知りませんでした。なるほど、バリ島の人が日本人にやたらと金をせびる理由がわかりました。妻もひったくりにも会いましたから。<P>まあ、そんな自分の海外旅行での出来事を思い出しながら見るのもいいと思います。知ってどうなるものでもない知識、トリビアネタかもしれませんが新しい発見がたくさんあります。<P>セブンイレブンの店舗数世界一の国、企業売上世界一の会社などもこの本でわかります。知識欲の旺盛な人には豪華な世界の食事になるでしょう。