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| はじめての真空管アンプ―クラフトオーディオ入門
(
黒川 達夫
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真空管アンプ作りの入門書におすすめ。真空管アンプの本は、わかってる人向けの本が多い中で、貴重な入門書。<P>真空管や真空管「アンプ」の動作原理、回路の定数の決め方、部品の選び方、組み立て方が一通り書かれているし、一人の人が順をおって体系的に書いているのでバランスがよく、流れがわかれやすい。キットや製作例通りの、言われた通りの作業をするだけではわからない理解ができた。<P>それぞれ個別のテーマについてはもっと詳しい本があるので、基本的な知識を身につけるスタート地点に最適だと思う。<P>ちなみに、出だしの真空管の動作原理の箇所は、最初よくわからなかったのだけど、一度読み通したら後になって言いたいことがわかった。出だしで放り出さずに、読み進めてほしい。 この本で紹介されている300Bという真空管を使ったアンプは愛好家の間では垂涎の的とされているもので、いつかは手に入れたいという願望を持っているものです。もしお住まいが秋葉原や大阪日本橋、神戸元町高架下の近くでしたら真空管アンプを扱っているお店を覗いてみることをお勧めします。この本に秘められた価値が御理解頂けると思います。
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