FP雑誌に紹介されていたのがきっかけで購入しました。話すことよりも聞く方がいかに労力を使うかがわかります。対人関係をさらに良好にするにはまず共感的に聞く事からはじめる事が大切だと感じさせられます。効果的な聞き手になるテクニック本で、読みやすく書かれてあり大変実用的です。
人の話を聞く、というのはたいへん難しいことです。現在勤務している職場・仕事では、ついつい自己主張をすることが常に正しいと思ってしまいがちです。しかし、本当に必要なことは、正確に確実に聞くことであることのほうが多いものです。筆者は臨床心理士というプロの心理カウンセラーです。その立場で、アドバイスをしてくれます。ビジネスの場面とは一致しない前提もありますが、聞くということの基本は共通していると感じました。<BR> この本を読んでから、「聞くことに集中する」度合いを意識して高められるようになりました。あるいは、すこし自分が話しすぎてしまったヒアリングの後で、自分のヒアリングの出来を冷静に振り返って反省するようになりました。
買ったその日に一気に読み切らせる迫力。<BR>けして強い語調ではなく、あくまで平易で、<BR>わかりやすい例示をもとに書かれた「聞く」技術、<BR>一読、いや数読の価値あり!です。<BR>これまでも「インタビュー術」を書いた本は<BR>多くあったように思います。<BR>しかしながら、それらとは一線を画す内容でした。<BR>自分自身、放送局のアナウンサーをしていますが、<P>プロの聞き手として仕事をしている自分、<BR>そして同時に、一人の人間としての自分、<BR>その両方の立場を振り返って、<BR>果たしてこれまで「人に話を聞け」ていたのだろうか。<BR>客観的に振り返る、大きなきっかけを与えてもらいました。<BR>すばらしい本です。