大野先生は、カルチャーセンターで自ら講義をして、この本を使用しているそうです。イラストが綺麗に載せられていて、自分を見つめたりするのはとても良いと思います。ただ、本格的に進める上で、心理士と一緒にすすめた方が効果的でもあるし、病状によっては、逆効果の方も居る事も有りえるので、専門家の指示を仰ぐのも一部の手だと思われます。
「人間の否定的感情は間違った自動思考の結果である」という有名な米国精神科医アーロン・ベックの認知療法の具体的実践指導書。いわゆる思考記録表あるいはコラム法(状況→気分→自動思考→根拠→反証→適応的思考→心の変化)を平易に解説している。うつや不安障害などについてもコンパクトに解説されていてよい。患者さんに解説しながら使うのにも最適。価格も手ごろで入門者必携、患者さんにも負担にならない。この本からさらに深めようと思われる方には「うつと不安の認知療法練習帳(Cバデスキーら著、創元社)」と「同名ガイドブック」に進むとよい。。
うつの時・不安な時・苛立っている時って、活字を読むのも嫌ですよね。<BR>でも誰かに頼りたい、相談したい・・・そんな気持ちで一杯でしょう。<BR>こうした焦りを持った人がゆったりと読み進められる、そんな一冊です。<BR>優しい語り口、短いセンテンス、読みやすい構成、頷ける具体事例・・・等々。<BR>とにかく、心に沁みいる感じがイイのです。<P>著者(先生)の暖かさが伝わってきて心が穏やかになってきます。