本書を大きく分けると「Chapter 9 の USB 仕様説明」、「Cypress の enCoRe を使用した Firmware 開発」、「Windows による HID アプリケーション開発」について記載されています。特に Chapter 9 の説明については USB 仕様書以外に目ぼしい資料が無いので貴重な情報源です。またいち早く USB 2.0(Hi-Speed USB) についても触れられています。HID class を制御するサンプルコードは、他でも応用が利き役立つはずです。強いて希望するなら HID 以外の class についても説明が欲しい所でしょうか。<P>開発者をターゲットに絞った記載が多いだけに取っ掛かりにくい表記が多く、初心者向けとは言えません。USB 開発に携わる必要がある方、若しくは興味のある方には是非お勧めしたい本です。
USBの規格は英語であり、調べようとするとそこで面倒になるという人にはおすすめです。大きさも手ごろですので、USB関連開発の際に横にあると結構便利です。<P>プロトコルや基本的な動作については割合によく書かれていると思います。ちなみに原著は賞を受賞しているくらい有名な本です。あと文章が英語を訳したままという感じが少ししますので、始めからキッチリ読もうとすると少し辛いかもしれません。その意味で全くの初心者がこの本でUSBを理解するのは辛いかもしれません。<P>資料的価値はかなりある本だと思います。
本当にUSBが初めての人にはこの本はおすすめしません。<P>少しUSBが知っている人には、理解しやすい本であると<BR>思います。