恋よりせつない恋、<P>愛よりやさしい愛。<P>---かな。<BR>短くてすいません。<BR>読んだ後、大切な人を抱きしめたくなる一冊。
ネットでも読みました!また本も読んでしまいました。<BR>Separation(君は僕の)は、結婚をした2人のせつなくて、でもあたたかさとお互いを思う気持ちがじんわりと伝わってくるお話です。<BR>普通ではありえないSFチックな話でもあるのに、ちっとも不思議さを感じないで読めてしまいました。<P>あとがきやたくじさん(作者)のHPを見ていると感じます、主人公の『裕子』さんと心からの信頼と愛情があるから読み手の私たちにあたたかさの様なモノが伝わってくるのではないかと。<BR>VOICEは、私には切なすぎて苦しい程のお話でした。こっちは、本当に切ない…。<BR>この本はHAPPY ENDの恋愛小説とは違う、読み応えのある1冊です。
この小説は著者のホームページ上で公開されていた作品なのですが、初めてその文章を目にした時、とても文学的で繊細な印象を受けました。<BR>「文学的」と言っても恋愛がテーマなので、あまり堅苦しい雰囲気では無く読み易いと思います。<P>この本に収録されているのは、「Separation(ホームページ上で『きみは、ぼくの』というタイトルでした)」と「voice」の二作品。話にはまったく繋がりがないのですが、両作品共に悟と裕子という二人の男女が主人公になっています。<P>「Separation」はささやかながらも幸せに暮らしていた主人公の悟の妻、裕子が若返り始めてどんどん子供になって行く…というストーリーで少しSF要素が入っていますが、恋愛小説といった趣がとても強い作品です。<BR>「voice」は、恋人未満のようなぎこちない関係にある悟と裕子が主人公で、ある時から悟には裕子の心の声が聞こえるようなります。<P>両作品共、いつまでも誰かを思い続けることが出来ればそれはとても幸せなことだと認識させてくれる、心に響く名作です。<BR>恋愛小説をお探しなら、是非お薦めしたい一冊です。