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| 中国株二季報〈2004年春号〉
(
田中 茂樹
小山 哲央
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中国株の個別銘柄に投資をするのであれば、こうした書籍は基本資料として有用である。本書のデータを基本として、最新のニュースなどの関連情報を見ると参考になる。中国株は全体が一つの方向に動き、短期的には個別銘柄の値動きよりも全体の動向に注目した方がよいのかもしれない(とりわけ上海BやシンセンB)が、結局のところ、株価は個別企業のファンダメンタルズを反映したものにならざるをえない。 日本の四季報と比較すれば幅広い情報をコンパクトにまとめたという点ではまだ及ばない感は否めないものの、幅広い個別企業について、企業の基本的な特徴についての文章説明も含めて解説されている。索引が多様でひきやすいのもよい。「大儲け」云々の中国株関連の書籍よりも本書が一冊あった方がよいような気がする。内容を充実して、早期に「二季」ではなく「四季報」に移行してほしい。もう少し価格が安いとさらに嬉しいが。 情報が網羅されていて、使いやすい。<BR>冒頭の業界レポートも必読です。 中国株に興味のある方は一冊あると非常に便利だと思いますよ。
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