日頃からひどい肩凝りや冷え性を患っていた私にとってみれば、『こんな一冊がでるのを待っていました！』という感じです。黄色い表紙のデザインからしてそれこそ『肩凝る』ことのないポップな感じで、書店でも思わず手が伸びてしまうほど目立ちました。それでいて本を開いてみると、冒頭から図表が多いことからも読者にわかりやすいように充分配慮されているのがうかがえます。あまり馴染みのなかった『東洋医学用語』も簡潔に説明されていてしっくりきました。でもこれは読んで実際使ってみないと本当に『マッサージ』でからだを根本から治していけるんだ、リセットできるんだと実感が湧いてこないでしょう。いつも傍らに置いておきたい実用書としての『座右の書』ですね。

症状と原因など、とても歯切れの良い文章ですからわかりやすいですね。東西医学の分岐点、全てこのマッサージで片付くという見解がないので、逆に安心です。これらのことは毎日行なう施術経験から出てくる著者の言葉、そして東洋医学に対する著者の視点が伺えます。実際、とても読みやすく・見やすいので、忙しい時にぴったりです。わたしの利用のしかたは、家庭用、職場用と２冊です。単純明快な本ですから、頭が重いけど、時間がないという時には、さっと本を開いて、ささっと、押しておく。すると後で気がつくと、なんか軽い感じになりますよ。