いいかげんな内容なのかと思いきや、私の欲しい情報はほぼ全て載っていた。たぶん辛い評価の人はインド旅行の「通」なのだとおもう。それに比べ、私はまったくの初心者。海外旅行をしたことがなく、パスポートやビザの取り方から分からない。でもインドに行きたい。だからこの本を買ってみた。内容は懇切丁寧。初歩的な旅の手続きの方法から旅行に必要なもの、気をつけること、現地の情報や過ごし方、関連書籍など、とにかく「インドを旅行するにあたって必要な情報・欲しい情報」はすべて載っていた。非常に参考になった。<BR> インド旅行の通で、海外旅行や英語に慣れている、という人には、「Lonely Planet India」という本をおすすめする。英語だが、辞書なみに分厚く、凄まじい情報量だ。
出張でインドに行くことがあり、基本情報ゲットのためにこの本を買いました。本の目的と自身の渡航目的がまったく異なるので、100%当てにするつもりはありませんでしたが、安全面への配慮が足りないような気がしたので注意が必要だと思ってこのレビューを書きます。<P>例を挙げると、ベナレス(この本では「バナーラス(ヴァーラーナスィー)」と書いてあります)の項で、ガンジス川(この本によると「ガンガーと呼ばなくてはならない」そうですが)、で沐浴をしなくては来た甲斐がないとのことですが、絶対にやめておいたほうがいいです。<P>この川は上流はともかく、ベナレスあたりでは排泄物、人間の遺灰、火葬されなかった幼児の死体等が平気で流されており、不衛生極まりないです。多くの日本人は、水を飲まなくても、目や鼻、口から入った微量な水に含まれている大量の病原菌に感染して高熱と下痢にうなされる羽目になることでしょう。<P>一事が万事こんな内容です。なので、気をつけたほうがいいですよ。
地球の歩き方は国によって内容に差があると思うが、インドに関してはこの一冊で十分でないかと思う。これだけの厚さでインド全体をカバーし、ある程度バランスの取れた基本的な情報を与えてくれるこの本はインド旅行に必須である。<P>ただし、やはり一つ一つの町に関する記述など甘さがかなり見られることは認めざるをえない。仏教などの記述に誤りも散見される。<P>一番苛立つところは読者投稿を編集もせずそのまま載せているところだ。読者によってはとても荒い文章を書いたり、馬鹿みたいな基礎的なアドバイス(かねをあげる必要はないなど)をしている人がいる。それを編集もせずそのまま載せているのは、編集者の怠慢としか思えない。