イラク戦争の勃発や10月1日の110円の円高をきっぱりと<BR>予言した著者。2004年以降の政治経済予測本。<P>ブッシュは、アメリカの国益を守る為にひたすら力の政<BR>治を進めるしかない。<BR>対して、我が日本は、世界一の貯蓄大国、世界一のレジ<BR>ャー大国であり、なんと幸せな国民であろうか。<P>世界の事情に詳しい著者の言葉だけに説得力がある。<P>「奪われる一方の国」も、発想の展開で「世界で稀な与<BR>える国」と言える。<BR>外交下手の日本だが、本書では、逆に自信を取り戻させ<BR>てくれます。<P>2005年の1ドル55円の円高、好景気をはじめ、本書の記述<BR>のどれだけが事実なのかは未来にならなければ分かりま<BR>せん。しかし、いろんな予測本が出ている中で、ここまで<P>大胆に言い切っているのは著者ならではの潔さが気持ち<BR>いい。<BR>様々の記述は著者の考えによるところも大きいと思う。<BR>「まさか」と否定することもひとつだが、<BR>「なるほど、そうかも知れないな」と思えること多い。
日本至上主義とも言うべき内容になっています。私は株をしているので増田先生のおっしゃるとおり来年の今頃2万円台、さらに3万円台に向かうようであればかなり利益が出るのでそれはそれでいいのですが。本当にそうなれば一番深刻な年金問題も自然に解決するでしょう。ただ視点が富裕層から見た内容になっているのが気になります。ともかく来年は目が離せない年にはなりそうです。
軍事力を誇示し、中東(石油)を支配し、EUを分断し、北朝鮮の核の脅威をも利用する。これ全てアメリカが米ドル基軸通貨体制を維持せんがための政略である。ユーロの台頭が、アメリカを瀬戸際外交(戦争)へと追いやるのです。アメリカは、いま将に存亡の危機に瀕している。<P>日米関係が未だかつてないほど蜜月状態であることもこれに起因する。もはやアメリカは日本より他にたよる先がない。基軸通貨米ドルを救えるのは、世界広しと言えども唯一日本の通貨「円」のみである。<BR>アメリカが、米ドルが、日本の「円」に救われる時、日本は静かに世界のリーダーになる。