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現代の経営―新訳 (上) ( P.F.ドラッカー 上田 惇生 )

◆休日(2日間)を投入して読み終えましたが、中小企業にはあまり参考になりませんね。(もちろん、「現代の古典」といわれるだけのクオリティーは認めます。)◆ちなみに、マズローの「完全なる経営」でこの本の欠陥を補えます。◆自分的には、竹田陽一やマイケル・ガーバーの方が自分にはピンときました。

『経験経済』の著者たちの最新論文"The Experience Is the Marketing"<BR>の途中段階の資料にドラッカーの本書が引用されていたので、読んでみた。<BR> 言葉の定義から始まるので、数学の本を読んでいる気分になってしまう。<BR>分厚いだけに説明は丁寧だが、経験経済に直接引用される部分がある訳では<P>なく、企業経営に関する基本中の基本という意味で引用されたようだ。上記<BR>論文の最終版から引用文献が削除されていたのも頷ける。

この本が1954年に書かれたことが信じられないくらい全く古さを感じさせない本で、まさに「経営書の古典」と言える名著だと思う。<BR>書いてある内容は具体的かつ分かりやすく、しかも書いてある内容の正しさはその後の歴史が証明してきている。<P>ただ、ここに書いてある内容を実践できている企業は、ほんの一握りだろう。その意味でもこの本を読んで、マネジメントの本質とは一体何で、何を求められているかを考えることは非常に重要なことだと思う。

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