ザ・ゴールは、生産管理を例にボトルネック(制約条件)の<BR>問題と全体最適化の重要性(TOC)を論じているストーリー。<BR>ザ・ゴール2は、ザ・ゴールの10年後の設定で、営業を例にT<BR>OCにおける思考プロセスの重要性を論じていた。<BR>そして、第3作チェンジザ・ルールは、前2作とストーリー的<BR>には全く別のもの。コンピュータシステム会社が顧客へのシ<P>ステム導入を進めていく上での問題解決を通じて、システム<BR>導入においてルールの変革が重要であることを論じている。<P>ストーリー性は前2作ほどないが、コンピュータシステム化に<BR>おける課題を考えるにはとても参考となる本であると思う。<P>また、全体最適化を実現するために、ルールを変化させて行く<P>ことが必要なのは、コンピュータシステムの導入に限ったこと<BR>ではなく、投資の効果を真にもたらすために重要なことだと<BR>思う。<P>「そのシステムはいくらの利益に貢献できるのか?」<BR>「いいシステムを構築する鍵はどんなルールを設けたらいい<BR>のかを見つけること」<BR>と言った言葉が印象に残った。
私の所属する組織も活動管理のためのIT化を進めているんですが、やっぱりITを入れるだけではうまく稼動するものじゃないですよね。<BR>何を求めるのか明確であることや見返りがあることが絶対条件。<BR>この本はそこいら辺を小説仕立てでわかりやすく書いてあって、無理やりIT化を進めてくる上司には必読書だと読ませてやりたい本でしょう。<P>ゴール、ゴール2に引き続き一気に読み上げてしまいました。
共感する部分が多く、深く考えさせられました。下記のような疑問を感じられたことのある方は是非ご一読を!<BR>・ERPを導入してどんな見返りがあるのか?<BR> ⇒企業活動が一元把握できる。それで利益はどのくらい増えることになるのか?<BR>・システムをどこまで顧客の要望に応じてカスタマイズすべきか?<P> 「顧客がいつも正しいわけではない。しかし、顧客は顧客だ」<BR>・高費用がかかるERPは大企業向けで、中小企業には導入できない?<BR>・スケジューリングは、状況の変化に応じて都度行うべき?<BR> 局所的に発生した問題を全体にまで広げることになるが。。。<P>・TOCベースの生産スケジューリングソフトを入れ、生産性向上/生産リードタイム短縮ができ、工場としての成果はでた。<BR> しかし会社全体の在庫は増えてしまった。なぜか?