株式投資を始めた頃に読んで感銘を受けた本です。米国の伝説のファンドマネージャーの著作。株式投資のあり方について、著者自身の経験を中心に整理した内容。本を読んだからといって、その内容や方法をすぐに自分自身で活用するということは、実力も経験もない者にとっては無理ですが、本気で株式投資を行っていこうとするのであれば、その前に読んでおいて損はないです。確か、この本の監修は野村の酒巻氏がしていたはず。なんとなく感慨深いものがあります・・・。<BR>「株で勝つ」「すばらしき株式投資」などの著作も基本的には同じ趣旨の内容だと思います。
全米No1ファンドマネージャーの銘柄選びエッセイです。<BR><BR> 「エッセイ」とは見たこと聴いたこと感じたことを深く掘り下げて、できるだけ簡単・明瞭な形で表現するものだそうです。とすると当書はまさにピーターさんのエッセイです。<BR><BR> バブルも暴落もあった数10年にわたるピーターさんの投資経験が生き生きを書かれています。<BR> 「法則」という題名であり、また本文中にも21もの「ピーターの法則」が記述されていますが、決してテクニカルな文章ではありません。論点がぼやけたダラダラした文章で、買いたい銘柄とその理由をピーターさんの頭に浮かんだ順で書いているように見受けられます。<BR><BR> といって批判しているようですが、読み物として面白く銘柄選びの考え方を多く読み取ることができます。それは、「逆張り・順張り・ファンダメンタル・テクニカル」というような一方的なものではなく、心構えのようなものです。<BR><BR> 全米No1ファンドマネージャーの頭の中を覗き見ることが出来る良著です。全ての投資家にお勧めです。
全米No.1のファンドマネージャーと呼ばれた著者が、その経験をもとに株式投資の考え方や方法を述べている。<P> 株式と債券の比較、彼らの投資信託の戦略、銘柄選択の方法などが具体的に書かれており、教えられるところが多い。日本のバブルについても少し触れられている。ファンダメンタルズに基づいた長期投資では機関投資家にかなわないと思っている個人投資家も多いと思うが、必ずしもそんなことはないのだと説得されてしまった。<P> 株式の長期投資を目指す人にとってはもちろん、テクニカル分析派の投資家にも、購入されることをお奨めする。