最近の株式市場は、全世界的に不安定な動きをしている。下落相場で、損をした人も多いことだろう。<P>この本を読むことで、そうした人たちでも一時の騰落でなく、長期的な観点での投資が必要な事が改めて認識出来る事であろう。<P>また市場特性として、米国では株式の価格形成が透明なため、純粋にビジネスの成長性を客観的に判断した上での長期投資がフィットするのであろうが、残念な事に日本でこうした透明な価格形成がされているかどうか、はなはだ怪しい。<P>しかも日本経済全体が長期に成長していく環境がなくなってしまった今となっては、個別企業の戦略・努力で長期成長を維持していく事は非常に困難になっている。 株式の価格形成についても、ともすれば証券会社が自身の利益を優先する体質からは、インサイダー取引の疑念がぬぐえない。<P>残念な事にわれわれ日本人はこうした前提で投資せざるを得ないため、この本に書かれた通りの投資方針はなかなか守れないであろう。
これを読めばいい。株なんてしょせんはそんなものだ。しかし、奥が深いことも事実。そこには欲があるから。ピーター・リンチは凄いことを言うわけじゃないけど、こんな仕事を何年もやっていたとは驚き。ファンドマネージャーなんてなるもんじゃないなあ。それはともかく、企業に投資することを考える時、真っ先に考えるべきは「優待券」ではないことを、教えてくれる。それから少々お金が乏しくなったからと慌てて「売る」ことも戒める。まともな会社を見つけて、コツコツと長く投資する。まさに誰もができそうでできないことが、ここには満載されている。それにしてもこのタイトルは凄い。勝てるかなあ。
この本に出合えて本当に感謝している。<BR>すでに自分の投資スタイルを持っている人にはほとんど意味の無い本かもしれない。<BR>でも、以下のような人には最高の書となりえると思う。<P>・株をギャンブルだと信じている<BR>・株を取引している時間など無い<BR>・自分をなまけものだと思っている<BR>・三日坊主<BR>・銀行に金を預けるだけでは満足できない<BR>・借金は嫌い<P>バフェットの本はすべて彼自信が書いたものでは無い。<BR>あくまで客観的に書かれた本だ。<BR>しかし、この本はピーターリンチが自分で書いたものであって、<BR>彼の思考が些細な言葉からも読み取れる。<BR>内容は決して古びていない。<BR>リンチは1つの結果が出るまで2,3年待てと言っている。<BR>玄人はそんなに待てないが、素人は3年定期と思えばいい。<P>最後に1つ、日本株をターゲットにしているなら、この本を読む価値は全く無い。<BR>私にとっては日本株は全く価値が無い。